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※このシリーズは、外国人材を受け入れる企業づくりをテーマにした連載です。現在ブログの引っ越し作業を進めており、過去の記事も順次、新しいサイトへ移行しています。
「改善活動を続けましょう。」
この言葉を聞くと、多くの人は5S活動や改善提案制度を思い浮かべるかもしれません。
しかし、外国人材の定着率が高い会社を見ていると、実はもっと根本的な共通点があります。
それは、「改善すること」が文化になっているのではなく、「失敗しても話せる空気」があることです。
例えば、日本人社員が機械の設定を間違えたとします。
怒られることを恐れて黙っている会社では、小さなミスが大きな事故につながります。
一方で、「すぐ報告してくれてありがとう。次はどうすれば防げるかな」と話し合える会社では、同じ失敗は繰り返されません。
外国人材もまったく同じです。
日本語が十分ではないため、失敗を隠してしまう人もいます。
「怒られるくらいなら黙っていた方がいい。」
そう考えてしまえば、問題はどんどん大きくなります。
ところが、失敗を責めるのではなく、一緒に原因を考える会社では、外国人材は安心して相談するようになります。
すると現場には、今まで見えなかった課題が次々と見えてきます。
「この説明は難しかった。」
「この表示は読めなかった。」
「この作業は順番が分かりにくい。」
こうした声は、外国人だけでなく、日本人社員にとっても働きやすい職場づくりにつながります。
つまり、外国人材は会社の弱点を教えてくれる存在でもあるのです。
実際、多くの優良企業では、「改善提案を何件出したか」よりも、「困ったことを気軽に話せるか」を重視しています。
設備投資には何百万円、何千万円とかかることがあります。
しかし、「話しやすい雰囲気」を作るのに大きなお金は必要ありません。
必要なのは、相手の話を最後まで聞く姿勢です。
外国人材が「すみません、分かりません」と言えた瞬間。
その会社は一歩成長しています。
そして管理者が「ありがとう、一緒に考えよう」と返せた瞬間、その会社はさらに強くなります。
強い会社とは、失敗をしない会社ではありません。
失敗を隠さず、学びに変えられる会社です。
外国人材の受け入れは、その会社の本当の組織力を映す鏡でもあります。
改善とは、完璧を目指すことではありません。
昨日より今日、今日より明日。
ほんの少しでも「話しやすい職場」に近づいていくこと。
その積み重ねが、人が辞めない会社をつくり、結果としてお客様からも選ばれる会社へと成長していくのです。
