移りゆく人材市場――外国人材活用は「待つ側」ではなく「攻める側」のチャンス
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みなさんの会社では、この数年でこんなことを感じていませんか?
「採用が難しく、計画どおり人が集まらない」
「良い人材は、いつも他社に取られてしまう」
「採用しても、なかなか長く働いてくれる人がいない」
こうした悩みを抱える中小企業は少なくありません。
日本では少子高齢化が進み、国内の働き手は減少しています。
景気や業績にかかわらず、人手不足は多くの企業にとって大きな経営課題となっています。
そして、この状況は一時的なものではありません。
日本全体で労働力人口が縮小する中、企業同士の「人材獲得競争」は、これからさらに激しくなっていくと考えられます。
しかし、見方を変えれば、これは企業にとって新たなチャンスでもあります。
それが、外国人材の活用です。
これからの企業は、「人が来るのを待つ側」ではなく、自ら人材を探し、受け入れ、定着させていく側へと変わっていく必要があるのではないでしょうか。
外国人材関連市場は拡大している
まず、数字から見てみましょう。
外国人の採用・紹介・管理・生活支援などを含む外国人材関連市場は、近年大きく拡大しています。
2023年度の外国人採用・管理支援サービス市場は約2,467億円と推計され、前年から約35%成長したとされています。
さらに、2024年度には約3,112億円まで拡大すると予測されていました。
この市場には、
特定技能外国人への支援
技能実習生の監理
外国人材の紹介
採用後の生活・就労支援
など、さまざまなサービスが含まれています。
つまり、外国人材をめぐる市場は、単なる「外国人を紹介するビジネス」ではありません。
採用から就労、生活、定着まで、企業を支えるさまざまなサービスへと広がっています。
外国人労働者も過去最多を更新
実際に、日本で働く外国人労働者の数も増え続けています。
2025年には外国人労働者数が257万人に達し、前年から11.7%増加したとされています。
外国人労働者数は13年連続で過去最高を更新しています。
これは単なる統計上の数字ではありません。
日本企業の側に、外国人を採用して戦力として活用したいという需要が確実に存在していることの表れでもあります。
現在では、大企業だけでなく、中小企業でも外国人材を受け入れるケースが増えています。
なぜ、今こそ外国人材なのか?
① 人材の需給ギャップがますます大きくなる
日本の人口減少と高齢化は、今後も続いていくと考えられます。
国内だけで必要な人材を確保することが難しくなれば、外国人材の活用は、企業にとってますます重要な選択肢になります。
すでに外国人労働者数が右肩上がりで増えていることからも、その流れは明確です。
② 中小企業ほど、外国人材を活用するメリットが大きい
大企業には、充実した福利厚生や教育制度、人事部門などがあります。
一方、中小企業は限られた人員と予算で採用競争に挑まなければなりません。
だからこそ、外国人材を採用することは、新たな人材確保の選択肢になります。
例えば、
採用できる人材の母数を広げられる
特定技能などの制度を活用できる
人手不足の深刻な現場を支えられる
長期的な人材確保につながる可能性がある
多様な人材を受け入れることで、組織に新しい視点を取り入れられる
といったメリットが考えられます。
もちろん、外国人材なら誰でも採用すればよいということではありません。
仕事内容との適性、日本語能力、職場環境、生活面でのサポートなど、採用後まで考えて受け入れることが重要です。
「紹介して終わり」ではない外国人材活用
外国人材の採用は、単なる求人広告の代わりではありません。
重要なのは、
採用 → 受け入れ → 教育 → 定着
という流れを、企業の成長戦略の中で考えることです。
せっかく採用した人材が、職場に馴染めず短期間で退職してしまえば、企業にとっても本人にとっても良い結果にはなりません。
だからこそ、採用する前から仕事内容や待遇、生活環境などを丁寧に説明し、採用後も必要な支援を行うことが大切です。
外国人材を「不足している労働力を埋める人」とだけ考えるのではなく、企業を一緒につくっていく人材として受け入れる。
この視点が、これからますます重要になるのではないでしょうか。
これからの企業は「待つ側」から「仕掛ける側」へ
人口減少が進む中、今後も人材獲得競争は続いていくでしょう。
「なかなか人が採れない」と嘆いているだけでは、状況は変わりません。
国内だけに採用の目を向けるのではなく、外国人材という新たな選択肢にも目を向ける。
そして、
採用するだけではなく、定着してもらうためには何が必要なのか。
そこまで考えることが、これからの企業経営には求められるのではないでしょうか。
外国人材活用は、単なる人手不足対策ではありません。
企業がこれからの人材市場を生き抜くための、ひとつの重要な経営戦略になり得ます。
これからの経営は、
「待つ側」から「仕掛ける側」へ。
人材不足という厳しい環境を、逆に企業の成長につなげる。
そのための選択肢の一つが、外国人材の活用です。
私自身、人材紹介と登録支援機関の業務に携わる立場として、外国人材の採用を検討されている企業の皆さまに、少しでもお役に立てればと考えています。
「外国人材を採用してみたいけれど、何から始めればいいのかわからない」
そんな段階でも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。